id 例文id 例文 対象方言 話者性別 話者生年 方言訳 1 方言訳 2 備考・コメント 単複(節タイプ) 述語タイプ 文法形式 語彙・構文
326 26 もっと静かなところで寝たい。 富山県富山市 1945 モット シズカナ トコロデ ネタイノー モット シズカナ トコデ ネタイワ 訳「もっと静かなところで寝たいなあ。」「もっと静かなところで寝たいよ。」 複文(名詞節)《平叙文(希望)》 形容名詞:連体非過去
動詞:希望(断定非過去)
①場所(デ) もっと
327 27 夕焼けで空が赤い。 富山県富山市 1945 ユーヤケデ ソラ アカイノー 訳「夕焼けで空が赤いなあ。」 単文《平叙文》 形容詞:断定非過去 ①起因(デ)、①主体(ガ)
328 28 子どもの頃は一人でトイレに行くのがとてもこわかった。 富山県富山市 1945 コドモノ コロ ヒトリデ トイレ イクカ゜ オソロシカッタチャ コドモノ コロ ヒトリデ トイレ イクカ゜ オットロシカッタチャ 訳「子どもの頃は一人でトイレに行くのがこわかったよ。」「子どもの頃は一人でトイレに行くのがこわかったよ。」;「とても」相当形式は欠 複文(名詞節)《平叙文》 動詞:連体(ノ)非過去
形容詞:断定過去
①手段(デ)、①着点(ニ)、①対象(ガ)、②主題(ハ)、③連体(ノ)、⑤名詞節(ノ) とても
329 29 うどんやそばなら安いだろう。 富山県富山市 1945 ウドンヤ ソバナラ ヤスカロカ゜イ 訳「うどんやそばなら安いだろうよ。」 単文《平叙文(推量)》 形容詞:推量非過去 ②主題(ナラ)、④並列(ヤ)
330 30 古本屋に本を高く買い取ってもらった。 富山県富山市 1945 フルホンヤニ ホン タカナト コーテ モロタチャ 訳「古本屋に本を高く買ってもらったよ。」 単文《平叙文》 形容詞:副詞用法
動詞:断定過去
①相手(ニ)、①対象(ヲ) てもらう
331 31 天気が悪くて、誰も来ない。 富山県富山市 1945 テンキャ ワルテ ダレモ コンナ 訳「天気が悪くて、誰も来ないよ。」;コンナはコンワの末尾ンと終助詞ワの連声形 複文(テ節)《平叙文》 形容詞:中止【原因・理由】
動詞:否定(断定非過去)
①主体(ガ)、⑥中止節(テ) だれも
332 32 もっと安ければ、買えたのに。 富山県富山市 1945 モー チョット ヤスカリャ カエタカ゜ニ モー チョット ヤスケリャーー コータカ゜ニ 訳「もっと安ければ、買えたのに。」「もっと安ければ、買ったのに。」;話者によるとカエタよりもコータが言いやすいとのこと 複文(副詞節)《平叙文》 形容詞:仮定【反事実的条件】
動詞:可能【状況】(連体(ノ)過去+逆接形式)
⑥条件節(バ)、⑥逆接(ノニ)
333 33 一人で遊びに行っても、楽しくない。 富山県富山市 1945 ヒトリデ アソビ イッテモ タノシ ナイチャ 訳「一人で遊びに行っても、楽しくないよ。」 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:譲歩
形容詞:否定(断定非過去)
①手段(デ)、①目的(ニ)、⑥逆接(テモ)
334 34 天気さえよくなれば、出かけられる。 富山県富山市 1945 テンキサエ ヨー ナリャ デカケラレッチャ 訳「天気さえよくなれば、出かけられるよ。」 複文(副詞節)《平叙文》 形容詞:なる
動詞:仮定【予測的条件】
動詞:可能【状況】(断定非過去)
②極限(サエ)、⑥条件節(バ)
335 35 太郎はまだ中学生だ。 富山県富山市 1945 タローァ マダ チューカ゜クセーダチャ タローァ マダ チューカ゜クセーヤ 訳「太郎はまだ中学生だよ。」「太郎はまだ中学生だ。」;タローァ [taɾoˑa̯] 単文《平叙文》 名詞:断定非過去 ②主題(ハ) まだ
336 36 子どものときは1000円でも大金だった。 富山県富山市 1945 コドモノ トッキャ センエンデモ タイキンダッタチャ 訳「子どものときは1000円でも大金だったよ。」 単文《平叙文》 名詞:断定過去 ②主題(ハ)、②極限(デモ)、③連体(ノ)
337 37 これはどろぼうの足跡だろう。 富山県富山市 1945 コリャ ドロボーノ アシアト ヤロカ゜イ カー ドロボーノ アシアトヤロカ゜イ 訳「これはどろぼうの足跡だろうよ。」「これはどろぼうの足跡だろうよ。」 単文《平叙文(推量)》 名詞:推量非過去 ②主題(ハ)、③連体(ノ) これ
338 38 それは私の傘で、あれは先生の傘だ。 富山県富山市 1945 ソリャー オラノ カサデーー アリャー センセーノ カサダチャ 訳「それは私の傘で、あれは先生の傘だよ。」 複文(副詞節)《平叙文》 名詞:中止【並列】
名詞:断定非過去
②対比(ハ)、③連体(ノ) それ、あれ、一人称代名詞
339 39 もし明日いい天気なら、子どもたちを連れて、どこかへ行こう。 富山県富山市 1945 モシ アシタ イー テンキナラ コドンダチ ツレテ ドッカ イカンマイカ 訳「もし明日いい天気なら、子どもたちを連れて、どこかへ行こうじゃないか。」 複文(副詞節)《平叙文(意志)》 名詞:仮定【予測的条件】
動詞:中止【同時進行】
動詞:意志【勧誘用法】
①対象(ヲ)、①相手(ト)、①方向(ヘ)、⑧複数(タチ) 明日、たち、どこか
340 40 この傘と靴は私のではない。 富山県富山市 1945 コノ カサト クツアー オラノカ゜デチャ ナイワ 訳「この傘と靴は私のではないよ。」 単文《平叙文》 名詞:否定(断定非過去) ②主題(ハ)、④並列(ト)、⑧名詞代用形式(ノ) この
341 41 A:明日もここに来る(か)? B:うん、来ようと思っているよ。 富山県富山市 1945 A:アシタモ ココニ クッカエー
B:ウン コヨー オモトッチャ
訳A「明日もここに来るかい?」 B「うん、来ようと思っているよ」 A:単文《疑問文(真偽疑問)》
B:複文(引用節)《平叙文》
A:動詞:断定非過去
B:動詞:意志/動詞:継続【結果】(断定非過去)
A:①着点(ニ)、②累加(モ)、⑦疑問(カ)
B:⑤引用節(ト)、⑦伝達(ヨ)
A:明日、ここ
B:肯定応答詞
342 42 A:どうして来ないの(か)? 来るって言っていたじゃない(か)。 B:ごめん。ちょっと体調が悪いんだ。 富山県富山市 1945 A:ドーシテ コンカ゜ヨ クル ユートッタロカ゜イ
B:ゴメン チョット カラダ チョーシ ワルカッタカ゜ヨ
・A:ドーシテ コンカッタンヨ クル ユートッタカ゜デ ナイカ゜カヨ
・A:ドーシテ コンカ゜ヨ クル ユートッタニカ
訳A「どうして来ないんだよ。来ると言っていただろうが。」「どうして来なかったんだよ。来ると言っていたのじゃないのかよ。」「どうして来ないんだよ。来ると言っていたじゃないか。」 B「ごめん。ちょっと体が調子が悪かったんだよ。」;カラダ [karadḁ] A1:単文《疑問文(疑問詞疑問)》
A2:複文(引用節)《疑問文(確認要求)》
B:単文《平叙文》
A1:動詞:否定(連体(ノ)非過去)
A2:動詞:断定非過去/動詞:継続【進行】(断定過去)
B:形容詞:連体(ノ)非過去
A1:⑦ノダ、⑦疑問(カ)
A2:⑤引用節(ッテ)、⑦ジャナイカ
B:①対象(ガ)、⑦ノダ
A:どうして
B:ごめん、ちょっと
343 43 A:あそこにいるのは太郎(か)? B:いや、太郎ではなくて、次郎じゃない(か)? 富山県富山市 1945 A:アコニ オンカ゜ タロカノー
B:ナーン タロージャ ナーテ ジロージャ ナイカ゜カエ
・B:ナーン タロージャー ナーテー ジロージャ ナイカ゜カヨ
・B:ナーン タローデ ナーテー ジローデ ナイカ゜カヨ
訳A「あそこにいるのは太郎かな?」 B「いや、太郎じゃなくて、次郎じゃないのか。」「いや、太郎じゃなくて、次郎じゃないのかよ。」「いや、太郎じゃなくて、次郎じゃないのかよ。」 A:複文(名詞節)《疑問文(真偽疑問)》
B:複文(副詞節)《疑問文(確認要求)》
A:動詞:連体(ノ)非過去/名詞:断定非過去
B:名詞:否定(中止【並列】)/名詞:否定(断定非過去)
A:①場所(ニ)、②主題(ハ)、⑤名詞節(ノ)、⑦疑問(カ)
B:⑥副詞節(テ)、⑦ジャナイカ
A:あそこ
B:否定応答詞
344 44 A:どれがあなた(おまえ)の傘(か)? B:これがわたし(おれ)の傘だよ。 富山県富山市 1945 A:ドレ アンタノ カサヨー
B:コイツカ゜ オラノ カサヨー
A:ドイッツァ アンタノ カサヨー
B:コイツカ゜ オラノ カサダチャ
訳A「どれがあなたの傘(逐. 傘よ)?」「どれがあなたの傘(逐. 傘よ)?」 B「これが私の傘だよ(逐. 傘よ)」「これがわたしの傘だよ。」;A2(アンタノの前にアという言い淀みあり) A:単文《疑問文(疑問詞疑問)》
B:単文《平叙文》
A:名詞:断定非過去
B:名詞:断定非過去
A:①主体(ガ)、③連体(ノ)、⑦疑問(カ)
B:①主体(ガ)、③連体(ノ)、⑦伝達(ヨ)
A:どれ、二人称代名詞
B:これ、一人称代名詞
345 45 A:この本、読む(の)なら貸してやるよ。 B:その本ならもう読んでしまった。 富山県富山市 1945 A:コノ ホン ヨムカ゜ナラ カシテ ヤッチャー
B:ソノ ホンナラ モー ヨンデ シモタ
訳A「この本、読むのなら貸してやるよ。」 B「その本ならもう読んでしまった。」 A:複文(副詞節)《平叙文》
B:単文《平叙文》
A:動詞:連体(ノ)非過去+ナラ【認識的条件】
B:動詞:断定過去
A:②主題(無助詞)、⑦伝達(ヨ)
B:②主題(ナラ)
A:この、てやる
B:その、もう、てしまう
346 46 A:隣の家にどろぼうが入ったんだって。 B:え、そうなの? 隣に入った(の)なら、うちも気をつけなければならないね。 富山県富山市 1945 A:トナリノ イエニ ドロボー ハイッタカ゜ヤト
B:ヘー ソンナカ゜ーー トナリニ ハイッタカ゜ナラー ウチモ キー ツケンニャ
A:トナリノ イエニ ドロボー ハイッタカ゜ダッテノー
B:ハー ソンナカ゜ーー トナリニ ハイッタカ゜ナラ オラン トコモ キー ツケンニャ ナランノー
訳A「隣の家にどろぼうが入ったんだって。」「隣の家にどろぼうが入ったんだってね。」 B「へえ、そうなの? 隣に入ったのなら、うちも気をつけなければ。」「はあ、そうなの? 隣に入ったのなら、私のところも気をつけなければならないね。」 A:単文《平叙文》
B1:単文《疑問文》
B2:複文(副詞節)《平叙文(当為)》
A:動詞:連体(ノ)過去
B1:名詞:連体(ノ)非過去
B2:動詞:連体(ノ)過去+ナラ【認識的条件】/動詞:否定(仮定)
A:①着点(ニ)、①主体(ガ)、⑦ノダ、⑦伝聞(ッテ)
B1:⑦ノダ
B2:①着点(ニ)、②累加(モ)、⑦当為(ナケレバナラナイ)、⑦同意要求(ネ)
347 47 A:雨が降りそうだから窓を閉めておいてくれ。 B:もう閉めてあるよ。 富山県富山市 1945 A:アメ フリソーダカラ マド シメトイテ クレー
B:モー シメテ アッチャー
訳A「雨が降りそうだから窓を閉めておいてくれ。」 B「もう閉めてあるよ。」 A:単文《命令文(依頼)》
B:単文《平叙文》
A:動詞:命令
B:動詞:断定非過去
A:①主体(ガ)、①対象(ヲ)、⑥原因・理由節(カラ)、⑦様態(ソウダ)
B:⑦伝達(ヨ)
A:ておく、てくれる
B:てある
348 48 A:そばを食べに行こうよ。 B:そばよりうどんのほうがいいな。 富山県富山市 1945 A:ソバ タベニ イコカ
B:ソバヨリ ウドンノ ホーカ゜ イッチャー
B:ソバヨリ ウドンノ ホーカ゜ イーノー 訳A「そばを食べに行こうよ。」 B「そばよりうどんのほうがいいよ。」「そばよりうどんのほうがいいな。」;イコカの部分をイカンマイカに換えても可 A:単文《平叙文(勧誘)》
B:単文《平叙文》
A:動詞:意志
B:形容詞:断定非過去
A:①対象(ヲ)、①目的(ニ)、⑦伝達(ヨ)
B:⑧比較(ヨリ)
B:~のほうがいい
349 49 A:イロハ書店という本屋がどこにあるか知らない(か)? B:知っているよ。むこうに看板が見えるだろう? 富山県富山市 1945 A:イロハショテント ユー ホンヤサン ドコニ アッカ シランケーー
B:シットルヨ ムコーニ カンバン ミエロカ゜イ
A:イロハショテント ユー ホンヤ ドコニ アッカ シランケー 訳A「イロハ書店という本屋さんがどこにあるか知らないか?」「イロハ書店という本屋がどこにあるか知らないか?」 B「知っているよ。むこうに看板が見えるだろう?(逐. 見えるだろうが)」 A:複文(疑問節)《疑問文(真偽疑問)》
B1:単文《平叙文》
B2:単文《疑問文(確認要求)》
A:動詞:否定(断定非過去)
B1:動詞:継続【結果】(断定非過去)
B2:動詞:推量非過去
A:①主体(ガ)、①場所(ニ)、⑤疑問節(カ)、⑦疑問(カ)、⑧連体引用(トイウ)
B1:⑦伝達(ヨ)
B2:①場所(ニ)、①対象(ガ)
350 50 A:[本荘うどん]って食べたことがある(か)? B:うん、あれって本当においしいよね。 富山県富山市 1945 A:マルタカヤノ ラーメン タベタ コト アンカ゜カエ
B:ウン アコ ホントニ ウマイチャノー
訳A「まるたかやのラーメン、食べたことがある(逐. 食べたことがあるのかい)?」 B「うん、あそこは本当にうまいよね。」 A:複文(名詞修飾節)《疑問文(真偽疑問)》
B:単文《疑問文(同意要求)》
A:動詞:連体過去/動詞:断定非過去
B:形容詞:断定非過去
A:②主題(ッテ)、⑦疑問(カ)
B:②主題(ッテ)、⑦同意要求(ヨネ)
A:したことがある
B:肯定応答詞、あれ
※[]内は当該地域の名物料理。
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