id 例文id 例文 対象方言 話者性別 話者生年 方言訳 1 方言訳 2 備考・コメント 単複(節タイプ) 述語タイプ 文法形式 語彙・構文
1 1 今から友達に手紙を書く。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 イマカラ ツレニ テガミ カク。 イマカラ ツレニ テガミ カコート オモットル。 文末は意志じゃないのか? 断定形では言いにくい。 単文《平叙文》 動詞:断定非過去 ①起点(カラ)、①相手(ニ)、①対象(ヲ)
2 2 筆で手紙を書く人もいる。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 フデデ テガミ カク ジンモ オル。 複文(名詞修飾子)《平叙文》 動詞:運体非過去
動詞:断定非過去
①手段(デ)、①対象(ヲ)、②累加(モ)
3 3 家に帰って、すぐに手紙を書いた。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ウチエ カエッテ スン テガミ カイタ。 「カエッテ」を「カェーッテ」というのは、もう70代以上に限定される。 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:中止【継起】動詞:断定過去 ①着点(ニ)、①対象(ヲ)、⑥中止節(テ) すぐに
4 4 書いた手紙を何度も読み返す。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 カイタ テガミ ナンベンモ ヨミカエス。 文末が、過去だったら言いやすい。 複文(名詞修飾節)《平叙文》 動詞:連体過去
動詞:断定非過去
対象(ヲ) 何度も
5 5 夜は10時になったら、さっさと寝ろ 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ヨーサワ ジュージン ナッタラ、マー ハヨ ネヨ。 複文(副詞節)《平叙文》 名詞:なる
動詞:仮定【予測的条件】
動詞:命令
②主題(ハ)、①着点(ニ)、⑥条件節(タラ) 夜、さっさと
6 6 危ないから、車道を歩くな 岐阜県岐阜市(北部) 1965 アブナイデ シャドー アルキャースナ。 アブナイデ シャドー アルイタ アカンヨ。 複文(副詞節)《命令文(禁止)》 形容詞:断定非過去+原因・理由形式
動詞:禁止
①経過域(ヲ)、⑥原因・理由節(カラ)
7 7 この本は太郎にやろう 岐阜県岐阜市(北部) 1965 コノホンワ タローニ ヤロカ。 「タローヘ」は使わない。 単文《平叙文(意志)》 動詞:意志 ②主題(ハ), ①相手(ニ) この、やる
8 8 昼から雨が降るだろう 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ヒルカラ アメン フルヤロ。 「アメン」の「ン」は、鼻濁音の「ガ」が撥音化したもので「の」に由来するものではない。 単文《平叙文(推量)》 動詞:推量非過去 ①起点(カラ)、①主体(ガ)
9 9 春になれば、花が咲く。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ハルン ナリャ ハナン サクヤロ。 複文(副詞節)《平叙文》 名詞:なる
動詞:仮定【総称的条件(一般条件)】
動詞:断定非過去
①着点(ニ)、①主体(ガ)、⑥条件節(バ)
10 10 花子が窓を開けたら、虫が入ってきた 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ハナコガ マド アケタラ ムシ ハイッテキタ。 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:仮定【事実的条件】
動詞:断定過去
①他動詞主体(ガ)、①対象(ヲ)、①主体(ガ)、⑥条件節(タラ) てくる
11 11 朝はあまりテレビを見ない。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 アサワ アンマシ テレビ ミーヘン。 「ヘン」に強意のニュアンスはない。 単文《平叙文》 動詞:否定(断定非過去) ①対象(ヲ)、②主題(ハ) 朝、あまり
12 12 花子はそんな番組なんか見はしない。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ハナコワ ソンナ バングミナンカ ミーヘン。 単文(名詞修飾句)《平叙文》 動詞:否定(断定非過去・とりたて) ②主題(ハ)、②評価(ナンカ) そんな
13 13 花子は昨日テレビを見なかった。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ハナコワ キンノー テレビ ミンカッタ。 ハナコワ キンノー テレビ ミーヘンンカッタ。 両表現に否定の強さの差はない。 単文《平叙文》 動詞:否定(断定過去) ②主題(ハ)、②対比(ハ)、①対象(ヲ) 昨日
14 14 花子はテレビを見ないで、本ばかり読んでいる。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ハナコワ テレビ ミント ホンバッカ ヨンドル。 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:否定(中止【付帯状況】)
動詞:継続【習慣】(断定非過去)
①対象(ヲ)、②主題(ハ)、②限定(バカリ)、⑥中止節(テ)
15 15 テレビを見なければ、この仕事は今日中に終わっただろう。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 テレビ ミンカッタラ コン シゴトワ キョージューニ オワッタヤロ。 複文(副詞節)《平叙文(推量)》 動詞:否定(仮定【反事実的条件】)
動詞:推量過去
①対象(ヲ)、①時点(ニ)、②主題(ハ) 今日
16 16 熱を出した子どもに薬を飲ませた。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ネツ ダイタ コドモニ クスリ ノマシタ。 最後は「ノマシタッタ」と言いたくなる。17も同様に「?シタ」が優勢だが、「?セタ」も言う。 複文(名詞修飾節)《平叙文》 動詞:連体過去
動詞:使役(断定過去)
①対象(ヲ)、①相手(被使役者:ニ)
17 17 お母さんが妹{を/に}お使いに行かせた。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 オカーサンガ イモートニ オツカイ イカセタ。 誰に言うかで、「オカーサンガ」とは、もちろん言わず、他の表現になる。 単文《平叙文》 動詞:使役(断定過去) ①主体(使役者:ガ)、①対象/相手(被使役者:ヲ/ニ)、①目的(ニ) お母さん、妹
18 18 弟とけんかして、私だけお父さんにおこられた。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 オトートト ケンカシテ ボクダケ オトーサンニ オコラレタ。 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:中止【原因・理由】
動詞:受身【直接】(断定過去)
①相手(ト)、①相手(受身の動作主:ニ)、②限定(ダケ) 弟、一人称代名詞、お父さん
19 19 留守中に泥棒に入られた。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ルスチューニ ドロボーニ ハイラレタ。 単文《平叙文》 動詞:受身【間接】(断定過去) ①時点(ニ)、①相手(受身の動作主:ニ)
20 20 この子はまだ小さいけれども、難しい漢字が書ける。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 コンコワ マンダ チッサイケド、ムツカシー カンジガ カケル。 コンコワ マンダ チッサイケド、ムツカシー カンジ ヨーカクゲナ。 2のほうがより自然な感じ。 複文(副詞節)《平叙文》 形容詞:断定非過去+逆接形式
形容詞:連体非過去
動詞:可能【能力】(断定非過去)
①対象(ガ)、②主題(ハ)、⑥逆接(ケレドモ) この、まだ
21 21 今日は時間があるので、ゆっくり手紙が書ける。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 キョーワ ジカン アルデ、ユックリ テガミ カケレル。 もちろん、「カケル」とも言う。 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:連体(ノ)非過去+原因・理由形式
動詞:可能【状況】(断定非過去)
①主体(ガ)、①対象(ガ)、②主題(ハ)、⑥原因・理由節(ノデ) 今日
22 22 この子はまだ小さいので、平仮名しか書けない。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 コンコワ マンダ チーサイデ、ヒラガナシカ カケレン。 コンコワ マンダ チーサイデ、ヒラガナシカ カケーヘン。 もちろん、「カケン」「カケレーヘン」とも言う。 複文(副詞節)《平叙文》 形容詞:連体(ノ)非過去+原因・理由形式
形容詞:連体非過去
動詞:可能・否定【能力】(断定非過去)
②主題(ハ)、②限定(シカ)、⑥原因・理由節(ノデ) この、まだ
23 23 机がないので、字がちゃんと書けない。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 ツクエ アラヘンデ ジー チャント カケレン。 ツクエ アラヘンデ ジー チャント カケレーヘン。 複文(副詞節)《平叙文》 動詞:連体(ノ)非過去+原因・理由形式
動詞:可能・否定【状況】(断定非過去)
①主体(ガ)、①対象(ガ)、②主題(ハ)、⑥原因・理由節(ノデ) ちゃんと
24 24 太郎は今、隣の部屋で本を読んでいる。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 タローワ イマ トナリン ヘヤデ ホン ヨンドル。 「ヨンドルワ」か。 単文《平叙文》 動詞:継続【進行】(断定非過去) ①場所(デ)、①対象(ヲ)、②主題(ハ)、③連体(ノ)
25 25 太郎は花子{に/から}借りた本をもう最後まで読んでいる。 岐阜県岐阜市(北部) 1965 タローワ ハナコニ カリタ ホンオ モー サイゴマデ ヨンデマッタ。 タローワ ハナコニ カリタ ホンオ モー サイゴマデ ヨンドル(ヤロ)。 複文(名詞修飾節)《平叙文》 動詞:連体過去
動詞:継続【結果】(断定非過去)
①相手(ニ/カラ)、①対象(ヲ)、①終点(マデ)、②主題(ハ) もう
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